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地元民はなかなか行かないのですが金沢観光で必ずガイドブックに出てくる忍者寺(妙立寺)です。忍者が出てくるの?忍者がいたの?営業妨害でも何でも無く恐れず言いますと、忍者とは一切関係のない忍者寺、それが妙立寺(みょうりつじ)です。
このお寺がなぜ忍者寺と呼ばれるか。それは忍者がいてもおかしくないくらい敵を巻く多くの仕掛けがあるというところに由来するとのこと。 お寺の由来はサイトを見ると 寛永二十年(1643年)、利常公の命により、城内にあった祈願所を移し、運上町に創建された。前田利常は当時すでに隠居し小松に居を構えていたが、四代藩主光高の後見人として依然としてその権力の座にあった。当時、加賀藩は百万石の禄高を誇る外様大名の雄として徳川幕府から常に監視下に置かれ相当の緊張状態にあった。実際、幕府内では加賀征伐の計画すら存在したという。こうした背景にあって、利常は金沢の街をはじめとして、幕府の軍勢を迎え撃つ為の態勢を整えていった。 金沢城を挟む犀川と浅野川を自然の濠に見立て、両河川の外側に寺院群を移築し、城の防備とした。特に、犀川は川幅もあり、寺町台からは急な斜面となり、しかも現在の犀川大橋以外には橋を架けることなく渡し船を用いた。これは、福井方面からの幕府軍勢の侵攻を想定したもので、金沢城が直接攻撃される以前に寺町台で迎え撃つとの計画に基づき、寺町寺院群に出城の役目を持たせたものといわれる。 第三代前田家藩主 前田利常が身を守るため仕掛けというところだろう。 延宝金沢図(1673~1681)にてこの妙立寺が17世紀にどうなっていたか調べてみたところ 場所の確認はできたが、妙立寺の名前では確認できなかった。理由としては寛永二十年(1643年)に前田利常公の命により、城内にあった祈願所を移した とあるのでこの延宝金沢図が描かれた頃はまだ妙立寺がこの場所になかったためかもしれないと思います。 この妙立寺のある寺町周辺は寺町というだけあって寺が乱立しています。寺町形成は城下に点在していた寺を少しずつまとめ、今の寺町に集中させていきました。元和2年(1616年)に町割りを実施により今の寺町の町割りが始まります。延宝金沢図(1673~1681)の頃には現在の寺町の場所にしっかりと寺が集まっているのは前田利常の町割りがあったため。この場所的な問題ですが、寺町の方角は金沢の街における裏鬼門であり、対角線上である鬼門はちょうど卯辰山寺院群ということで寺神社が多く建っているのではないかとのことです。 忍者寺は完全予約制 おっと。この忍者寺の見学は完全予約制です!! 沢山の人が入り過ぎたら寺が風化するということや、案内の方がいらっしゃいまして数組まとめて案内してくれるというサービスが有るために完全予約制となっているようです。 予約は TEL 076-241-0888 です。アクセスは最下部に詳細を書いておきます。営業時間は午前9時より30分毎に説明案内致しますとのこと。最終入場時間は午後4時30分(冬期間は午後4時まで)。 ※入場は予約時間の10分前より開始します。 忍者寺へ 入場料は大人800円。結構いい値段します。 忍者寺へ入って初めて知ることになります。 寺の中は 「撮影一切禁止」 えーーーー。減るもんじゃ無いんだしと思いますが撮影は一切禁止です。というわけでしばし、寺でいただけますパンフレットで寺の中をご説明いたします。 落とし穴階段と言われる落とし穴がそこら中にあって、入り口の賽銭箱風の箱も落とし穴で非常に危険で笑えます。 伝説の井戸の話は結構インパクトに残ります。この忍者寺から金沢城まで地下でつながっており・・・っておいおいまじかよーと思いながら話を聞いていると近年誰も確認しておらずと現実的な話になりまして安心したというか冒険心がそそられるというか、なんというか。 妙立寺から金沢城址までおよそ2キロ。こんな距離をわざわざトンネルを掘っているとは思えない、というか、トンネルがあればそろそろ見つかっているはずである。一度調査してみたいと結構まじで思いました。 忍者寺近辺をフラフラ 忍者寺周辺におみやげ屋もあるのですが一番おもしろかったのがこちらのおじいちゃんが丁寧に説明してくれた七色に色の変わるろうそく。 様々な炎色反応を利用して七色に光るのだそうだ。実際に炎が七色になってて面白かったです。 帰りに妙立寺の周囲をフラフラとすると本当に立派で大きなお寺でした。 妙立寺(みょうりゅうじ) 〒921-8639 石川県金沢市野町1-2-12 電話 076-241-0888 ・タクシー:「忍者寺まで」の一声で連れて行ってくれます。(忍者と縁もゆかりもない忍者寺へと言って欲しい) ・バス: 広小路(ひろこうじ)下車 ・徒歩: 片町からちょっと元気を出せば歩けます PR |
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