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28日に起きたトルコ・イスタンブールのアタチュルク国際空港自爆テロ事件では、ユルドゥルム首相が記者会見で、過激派組織「イスラム国」(IS)関与の可能性を示した。ISは犯行を認める声明は出していないが、実行犯は、最大の国際空港という「トルコの玄関口」を攻撃することで、国際社会にもその存在感を示す狙いがあったと見られる。
トルコでは昨年夏以降、ISや、トルコからの分離独立を目指す少数民族クルド系武装組織クルド労働者党(PKK)からの攻撃が拡大している。今年3月、首都アンカラ中心部で起きた自爆攻撃では37人が死亡。PKKの関連組織が犯行を認めた。1月にはイスタンブール中心部の観光街でISメンバーによるとみられる自爆攻撃があり、10人が死亡している。 これまでの事件の傾向では、PKKは軍などへの攻撃を重視しており、今回の事件では、治安当局が直後からISの関与の可能性を示唆している。背景には、ISが敵視するイスラエルやロシアとトルコの「和解」が相次いだ直後のタイミングだったこともある。 PR |