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芸人でキングコングの西野亮廣さんのブログが面白い。
授業中に生徒がスマホをいじっているのを注意する先生を鋭く斬っている。 キンコンの西野さんと言えば、過去にも自身のTwitterで炎上したり、Twitterを終了したりと話題になっていた。他にもハロウィン後の渋谷の掃除企画や、独演会のチケット手売りなどでも有名だ。2015年10月には立教大学でワタナベエンターテインメントの吉田会長と一緒に講演を行っていて、そこでも学生らを前に熱弁していたが、とても爽快で面白い話をしており、好印象だった。 「授業スマホ」なんて当たり前? 西野さんは授業中で生徒がスマホをする、いわゆる「授業スマホ」を先生が禁止することに対して、先生に対して苦言を呈している。西野さんのブログから引用してみたい。 授業中のスマホ使用を禁止している学校の時代錯誤感と怠慢っぷりが「ハンパねぇー」と思ったのでそれを書いたことが原因だ。授業中にスマホを禁止している先生の言い分が、「光ったり、音が鳴ったりすると、他人に迷惑がかかるから」だったら、すごく納得がいくんだけれど、 「授業を聞かなくなるから」 この言い分は、どうなの? これは先生の怠慢でしかなくない? 生徒の家族からお金を徴収しておきながら、スマホに興味を持っていかれる程度の話しか提供できていない無能な自分を棚にあげちゃってるんだもん。 それに対して、 「スマホ依存になっちゃってる子供達を見ると、無理やりでも距離をおく時間があったほうがいいのかな・・・とも思う」 という意見が先生からあった。都合よく「スマホ依存」なんて言葉を使って、その実、「言うことを聞かないから取り上げる」というだけだ。 思考停止も甚だしい。 そんなことだと、スマホに持ってかれるよ。難しい話じゃないよ。ただ単純に、生徒は面白い方に流れているだけ。スマホがない時代は、手紙を回して遊んでたよ。 出典:<キンコン西野が直言>「授業を聞かなくなるから」でスマホを禁止する教師は怠け者だ 現在の学生は生まれた時からネットに親しんでいるから、知らない言葉があっても分厚い辞書を引いたり、図書館に行かずとも、スマホでネットですぐに検索できてしまう。英語や第二外国語の時には電子辞書をよく使っている。紙の辞書は高校時代までだ。 先生がわからないこともスマホでその場で調べればすぐに回答は出てくる。授業中に先生の話を聞かなくとも「それ、ネットで見た」と学生の方が先生よりも情報をたくさん持っていることはよくある。「授業スマホ」で授業を聞かないでゲームやら動画を見たり、友人とLINEしているのであれば、先生に対しても失礼だろうが、結構授業中にわからない単語やらを調べている学生は多い。教壇に立っているとそれはわかる。学生がわからないな、という顔をすると、スマホを手にして調べているのは教壇からは見えるものであり、申し訳ない思いがする。 そしてたしかにスマホがなかった時代は手紙を回していた。今では同じクラスで隣にいる人とスマホで「授業終わったら、どこ行こうか?」とか「この授業、つまらねー」とかLINEしてるのだろう。 サービス業である学校の先生はスマホよりも魅力的か? そして西野さんは「授業スマホ」を禁止する前に、先生たちに以下のように問いかけている。教壇に立っている人にとっては耳が痛い言葉が並んでいるのではないだろうか。 ・スマホの使用を禁止する前にさ、発声の訓練をした? ・人を惹き付ける喋りの訓練をした? ・人を惹き付けるビジュアルの努力をした? ・ショーの世界を覗いて勉強をした? ・手や身体の振り方を研究した? ・今の流行り、全部言える? これらの努力をサボっておいて、「話を聞かないから」でスマホ禁止は、もう軍隊のやること。いつまで軍隊教育やってんの? もしかしたら気づいてないのかもしれないけど、今、2016年。教師だったら、頭を使えよ、と思う。あと、自分がサボっていることを時代のせいにして隠すな、と言いたい。 出典:<キンコン西野が直言>「授業を聞かなくなるから」でスマホを禁止する教師は怠け者だ 立教大学で吉田会長と西野さんが講演を行っていた時、その講演の模様をTwitterで全世界に向けて情報発信をしていた。ハッシュタグ「♯吉田学校」をつけて、会場にいない人でも参加できるし、多くの学生が授業の様子をTwitterにアップしていた。こういう授業のやり方があるんだ、と非常に興味深かった。ワタナベエンターテインメントの吉田会長は立教大学で授業をもっており、授業中も「♯吉田学校」のハッシュタグをつけて、生徒からの質問を受け付けていたようだ。また生徒も質問以外でも感想やら意見をTwitterでつぶやいていたようだし、それらはまとめられており現在でも見られる。 どの授業でも適用できるようなものではないだろうが「授業スマホ」禁止なんて言っている先生には見習うべきところが多い。先生も自分の授業が世界中にネットを通じてライブで配信されるなら、西野さんが指摘するように、授業を工夫するかもしれない。そもそも大学はサービス業であり、学生からの授業料が収入源で運営しているだから、教師は良いサービス(授業)を提供しなくてはならない。 こういうことを言うと、「スマホを持っていない学生や、Twitterをやっていない学生はどうするんだ」という狭隘なご意見が来るが、それでは西野さんが指摘している「授業スマホ」を禁止している先生と同じ。21世紀の日本の学生にとってはスマホもTwitterも日常生活のインフラになっている。 PR |